エグゼクティブサーチがもたらす価値とは

近年、テクノロジーの急速な進展や経済構造の変化、地政学リスクの高まりにより、企業経営を取り巻く環境はかつてないスピードで変化しています。
不確実性の時代において、企業が持続的に成長するために必要なもの、それは変化に適応し、時に変化を先導できる「人材」、とりわけリーダーの存在です。
人的資本の重要性が再認識される中、経営人材の採用が一段と難しくなっています。情報があふれ採用手法は多様化し、効率化が進んでいる一方で、本当に必要な人材に出会うことは、難易度を高めているのが実情です。
そうした中で、エグゼクティブサーチは単なる採用手段ではなく、企業の価値創造と社会の健全な循環に資する仕組みとして、その存在意義を高めていると自負しています。
まず、経営層をはじめリーダーの招聘は企業の意思決定や経営・事業推進の質・スピードに直結しますし、次世代経営者の登用、多様な経験を持つリーダーの招聘は、組織文化の再構築から企業価値の向上にも繋がり、組織内の停滞や硬直を打破する起点になり得る有効な手段と考えます。
さらには、個人の持つ能力や経験を社会循環させる役割も果たし、人材の流動性を高め社会全体の最適配置を促進する作用が生じます。これは、単なる転職ではなく、知見と挑戦の新しい好循環を生み出す社会インフラと云っても過言ではありません。
一方で、誤った人材登用が企業にもたらすコストとリスクがはらんでいる事実は否めません。ミスマッチは、金銭的損失だけでなく、社内の士気や社外の信用にも影響を及ぼすリスクをはらんでいます。ミスマッチをもたらす要因は複雑な事由が絡み合っており、企業・個人、どちらかが一方的に過失があるというケースは決して多くないと感じております。
コンサルタントは、企業と個人を構造的かつ多面的に捉え、客観と主観の両面から評価し、対話を通じて本質に迫ります。同時に言葉にならない背景や想いに丁寧に耳を傾け、可能性が交差する一点を見極めることを大切にしています。
未来は予測できません。
しかしながら、誰と歩むかは、自らの意思で選ぶことができます。
その最たる手段がエグゼクティブサーチであり、ジャパン・アソシエイツであり続けれるよう誠実に歩んで参ります。
代表取締役 兼 コンサルタント
松永 亮