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製造業

CIO、CTO

グローバル製造業の新規事業責任者採用
―曖昧な要件を突破し成功





決定ポジション
事業責任者
年収/年齢
年収1,000万~1,500万円 /50代
企業規模
1000億円規模
経営ステージ
創業期
企業区分
未上場

■企業の課題・採用背景

海外売上比率が50%を超えるグローバル製造業。現状の主力事業に加え、10年後を見据えた「次の柱」を育てるべく、新規事業への取り組みに注力しています。
すでにプロダクトは形になっていたものの、収益化には至らず、事業としては踊り場の状況に。こうした状況を打開し、事業を牽引できる責任者人材の採用について、人事部門よりご相談をいただきました。
私たちが新規事業責任者ポジションをお引き受けする際、常に重視しているのは「誰がどれだけ本気で推進しているのか」という点です。
今回は経営層の中でも中核を担う2名が強くコミットしていることが確認でき、「ご縁のあった候補者が後から梯子を外されるようなことはない」と確信。
その信頼感と事業への可能性を踏まえ、ご支援を開始いたしました。

■当社の紹介におけるポイント

-曖昧な要望を突破口に変えた一手-

新規事業の立ち上げを検討していたある製造業のクライアント企業。しかし、当初は「どのような人材を求めるべきか」が明確に定まっておらず、要件もふわりとした状態でした。
そこで当社では、戦略コンサル出身者、新規事業の立ち上げ経験者、さらには製造業における事業責任者など、多様なバックグラウンドを持つ候補者を意図的にご紹介。単なる書類選考にとどまらず、クライアントとの意見交換を重ねることで、採用ターゲットの輪郭を少しずつ明確にしていきました。
しかし、クライアント側に急ぎの事情がなかったこともあり、議論が途中で止まり、時間だけが過ぎていく状況に。プロジェクトの停滞を打開するため、私たちは新たなアプローチを試みました。
「まずは、同業他社で実際に成果を出している事業責任者に会っていただこう」と方針を切り替え、業界を横断的にリサーチ。経営者との面談を前提としたピンポイントなアプローチを展開しました。
ちょうどその頃、親会社がファンドに買収されるという環境変化を受け、事業縮小の渦中にあった企業のキーマンと接点を持つことに成功。経営者と直接対話をしていただくことで、候補者のビジョンと企業の方向性が一致し、採用が一気に進展しました。
結果として、選考初期のスローペースが嘘のように、その後の面接から意思決定までは非常にスムーズに進行。最終的には、同社の新規事業を牽引する責任者として正式にオファーを提示するに至りました。