事例

ヘルスケアメーカー

ヘルスケア

CHRO、CLO

IPO視野の成長ベンチャーCHRO採用
-理想も柔軟性も両立へ

決定ポジション
CHRO
年収
年収1,000万~1,500万円 /40代
企業ステージ
創業期
企業課題
未上場

■企業の課題・採用背景

独自技術を強みに、顧客満足度の高いヘルスケア商材を展開する成長ベンチャー。2C領域で順調に業績を伸ばし、現在はIPOを視野に入れた準備段階にあります。
そうした中で、さらなる事業拡大と企業基盤の強化を見据え、CHRO(最高人事責任者)の採用についてご相談をいただきました。
きっかけは、同社に出資しているベンチャーキャピタルのパートナーからのご紹介で、CFOおよび代表取締役との面談を経て正式なご依頼へとつながりました。
同社はリピート顧客をしっかりと抱えることで、ベンチャーでありながらも安定した収益モデルを確立。また、今後はB2B領域でも日本国内および海外市場に展開予定であり、将来的には時価総額数百億円規模を目指す、非常にポテンシャルの高いフェーズにあります。
このような「成長性」と「地に足のついた事業基盤」の両面を兼ね備えた案件であれば、優秀な人材にとっても強く響くと判断し、本格的なご支援をスタートしました。

■当社の紹介におけるポイント

-理想を追いつつも、柔軟に「未来のCHRO」へ目を向けた意思決定-

経営陣は明確なビジョンを持っており、「人」に対して非常にこだわりのある企業。妥協なく、理想とする人材像を追求する姿勢が強く感じられました。
一方で、報酬面では限界があるのも事実。ベンチャーゆえに、年収レンジでは大手上場企業に見劣りする場面もありました。
実際に、上場フェーズのベンチャーを牽引し、CHROとしての実績も十分な候補者との面接が順調に進み、最終的にオファーまで到達。しかし、最終局面でより安定性を重視した大手企業のオファーと競合し、ご辞退という結果に。
この経験を経て、私たちは採用戦略の見直しを提案。理想の「現CHRO経験者」にこだわるのではなく、ポテンシャルを持つ「CHRO一歩手前」の人材にも目を向けることを提言しました。
そして出会ったのが、メガベンチャー一筋でキャリアを重ねてきた人事部長。1社経験のみではあるものの、その企業が上場し、成長から衰退、そして再浮上までの過程を経営陣と共に歩んできた実績を持っていました。特に、創業者のすぐそばで人事責任者として伴走し続けた姿勢と、誠実な人柄にクライアントも深く共感。
役員経験こそないものの、「この人となら一緒に走れる」と、企業側は早期に評価を固め、スピード感を持ってオファーへ。候補者にとっては初めての転職であり、働き方や体制面に対して慎重な思いもありましたが、私たちが両者の懸け橋となり、条件面・環境面のすり合わせを丁寧に行いました。

結果として、企業・候補者双方が納得できる形で合意に至り、前向きな門出となりました。